昨日のトラブルをクリヤーしてフジミ 1/12 スズキ RGV-Γ ’88(XR74)完成です。
はー、完成しました。
・・・・・・
まずは 見えなくなるストリップから
手元の資料を基に、自分のバイクメカニズムの知識を出来るだけ駆使して
フジミキットの欠落している部分、中途半端に完結している部分を
可能な限り補完しました。
資料を中心に作業したので、例えばフロントフォークの色など
インスト指示とは異なる部分もあります。
(Fフォークはインストではシャンパンゴールド)
特に目が行く「パーコレーション対策のガード」エッジ部分の赤は
ビニル線の中身を抜いてシアノボンドで固定してあります。
このエッジカバーには黒や、ピンクもありました。
イグニッションコイル~スパークプラグのケーブルや、
その上に付く補器類も自作して補完。
キャブレターに着くスロットルケーブルは撚り線でワイヤーに加工。
Fフォークのミシュランデカールは上からクリヤーでコート済み。
アクスルシャフトは前後2mmビスによる固定に変更したため、
実車同様の大きなシャフト穴になっています。
外装は
ガイアノーツのアルティマホワイトに極めて微量の
ウルトラマリンブルーを落として極わずかに青寄りの白にしました。
万が一、恐怖に耐えながら(笑) 外装を外そうという勇者に対して
アンダーカウル、シートカウルともにほんの少し外しやすいように
加工してあります。
特にアンダーカウルは、フジミキットの凹凸留めを逆にし、
実車同様、カウル側には穴がないようにしてあります。
チャンバーサイレンサーは、かなり「あれ」なノーマットルパーツを
使わず、すべて5φプラ棒で作り直しています。
総括 ~頑張れフジミ~
フジミのバイクキットが最近頑張っています。
以前、ヨシムラGSX-Rは作ったんですがFZRは手を出していません。
エヴァZX-Rは(個人的には)興味の対象外です。バイクはかっこいいのにね。
今回、実際に製作してみて思ったことを色々書こうと思ったんですが
書いちゃうとフジミさんから怒られそうな気もしないでも無いので(笑)
いくつか気付いた点だけ。
細かいパーツがとても多いですが、
結局フジミの自己満足で完結するならやめてほしい。
例えばクラッチリリース。
あそこにワイヤーが来るなら納得がいくんですがその辺に接着してくれとか
どこにつながるのか資料で判らなかったのでそのまま使いましたが
右下シリンダーの突然途絶えるガバナーとか・・・。
無駄に中途半端なら最初から省略した方がいいのでは?
それよりも消費者視点で有りえないと思ったのが、右ステップ。
あれ、その2で「折れやすいので注意してください」と
初・中級者向けに注意喚起したあの折れやすいパーツに1点留めなんです。
あのパーツ、折っちゃった人は右ステップを適当に
その辺りに接着して誤魔化す結末を迎えます。
なぜそんなことになったか。
フジミ模型さんの設計段階で、
左右ステップホルダーの形状がリサーチ不足で実車と異なっているため。
実際エンジンもマニホールドも間違いなく形状が違います。
現車が「起こしの車両」だったり、少ない写真が資料だったりなので
やむを得ないことは承知しています。
けど
スロットルケーブルのホルダーや、ファンネルから見えるカッタウェイなど
こちらがニヤリと笑う、信じられない程に細かい作りをしているのに、
その先の「購入して作る初中級ユーザー」のことをもっと考えて欲しかった。
特にシュワンツΓなんて「あの頃の少年」には涙もののバイク。
久しぶりに作ってみようかという出戻りモデラーもいっぱいいるはず。
買ったけど途中で捨てた。なんて悲しすぎます。
ほかにもあるけど
頑張れフジミ。
僕は次のフジミ模型の努力を期待しています。
総括には、悪意・他意はありません。