腕部 組み立て、その2です。
その7で作った肩フレームに、計3つの一次装甲と二次装甲が着きます。
ここまで、太ももの外装が最大の難所でしたがこちらも厄介でした。
このパーツ、スライド金型で一発抜きしてくれているので、
「モナカ合わせで合せ目を消す。」という作業は必要ないんですが
ぐるり一周パーティングラインが存在しています。
そのうえ
特徴的な造形に、一部(金型の?)キズ凹みがあるので ここは瞬着パテ等で解決しましょう。
一次装甲が見えている部分ですが、右肩だっけ・・・は、ちょっとスリ合わせ必要かも。
それより個人的にはツライチになるのが気に入らない。
肩部一次装甲は、前後左右の計4つ。
難所
イビツな形状で処理されていますがインストの完成品見本はキレイに処理されています。
原因は
スライド金型のパーティングラインでした。金型の段差が見事に再現されています(笑)
この面には、とても深くて目立つ「押し出しダボ」痕も2つ存在しています。
(はじめは何かのパーツの固定用の穴だと思っていました。)
このパーティングラインで出来たイビツな段落ちですが、
パテ盛って埋めちゃってもいいんですけど、次世代モデラーの皆様への伝承として
「こんな方法」も有りますよ。っていう修復の方法を実践します。
ランナーのタグを切り離します。
適当な幅で切り出して
いびつに凹んだ部分の幅に切り出します。
パーティングラインで形状が再現されていなかった部分を、ヤスリで少し整形し
さき程切り出したタグを瞬着で固定して削ります。
キレイな面と線が出ました。
実際の話し、パテだと経年変化でヒビが入ったりしますが、コレだと長持ちしますし
切削面が同じ柔らかさを保ってくれるので形状出しの作業がしやすいです。
肩部分に見える一次装甲ですが
やっぱり気に入らないから
エポキシパテで接続位置をずらして固定出来るようにして見ました。
肘関節はこうなります。 I-43パーツにヒケあります。肘を曲げたらちょっと目立ちます。
CAUTION !! ヒジパーツは写真のように左右対称になるように作ります。
なにげに同一方向で2個作って、しかも瞬着で固定していた場合 再び分解するのに
すんごい労力が必要になります(笑)
下腕部
I-47、I-48の接着がほんの少し堅いですがPCの保持力確保のため力技で押し込みます。
SWORDストッパー H-13パーツを差し込む際にスリ合わせが必要。
D-16パーツの取り付け時に、少しスリ合わせが必要。
D-16パーツは一段浮いた状態で取り付きますが上端の細い部分が収まりにくいです。
カフスアーマー(ガントレット) は問題なし。
I-49パーツは、L型の位置決めダボでわかりやすいと思います。
手首パーツはいつもどおり。(写真なし)
実剣 H-23パーツ、ヒケっヒケです(笑) 一瞬、そういう造形なのかと思いました(笑)
その2から、ここまで作ったものを全て合体させると
ヴァイ・オ・ラの完成です。
さて、ここから塗装モードに入っていきます。
ご依頼主様からの指定は「パイドパイパー仕様」に確定しました。