昨日の続きです。
前回書き忘れましたが、追記として・・・。
今回、使用する塗料ですが
ワタシ的に思う、今回使用する塗料の最大の欠点は
保存可能期間 3ヶ月 という点でしょうか。
一般の趣味として模型を作る人にとって、3ヶ月というスパンで
この塗料を使い切るのはとても難しいと思います。
一応、冷蔵庫等の冷暗所保存であれば1年弱使用できます。との
販売元からの返信をいただきましたが、使用できなくなったかどうかの判断がしづらく
数カ月後に再使用の際、吹き付けて『あ~、だめだったか・・・。』なんて
ダメージが大きすぎます(笑)
なので、容量がもっと少なくて(今の1/4くらい)、さらに手が出しやすい価格帯であれば、
試しに購入する手もあると思いますが、現状では模型で使用するメリットは少ないと思います。
お試しキットで、フルカウルでなければバイク1台のカラー変更が全部できる程度の量です。
販売元に問題があるとか商品に問題があるわけではなく、
現状では焼付け塗装やプライマーの厚み、保存期間の短さが
趣味で製作するガレージキットやインジェクション模型の用途には不向きと思えて、
今後の更なる進化に期待したいなぁ。というのが個人的な感想です。
閑話休題
前回、焼付け塗装が基本と書きましたがレジン樹脂にとっては、とても過酷な条件なので
塗料内部のシンナー分を揮発させるという目的での代替え案を考えていました。
とりあえず今ワタシが行っている方法の紹介になりますが、
1.ドライヤーで表面を熱して表面温度を一時的に上げて、軽く焼き付けを行い、
2.乾燥ブースを作って高温乾燥状態にすること と、しました。
高温乾燥室を製作するために、大きな樹脂ボックスを購入しました。
左下に穴を開け、ヒートガンを差し込み強制的に内部を高温状態にします。
天井には温度計を差し込んでいます。
個人的に、バイク整備で 極偶れに使うヒートガンをセットします。
庫内の温度を80℃近辺を維持するように調整しつつ、約2時間放置しました。
放置といっても付きっきり(笑)で、70℃以下になればヒートガンで温めて80℃に戻す
という作業の繰り返し。
今回、テスト吹きに参加してくれた皆さん(スタビライザーは金属パーツなのでテスト無し)
3時間後
下地プライマーの表面は硬化している。
取説によると、シルバーを吹き付けるには このまま2~3日は放置せよ。とのこと。
表面の荒れた部分はコンパウンドで調整しても無問題らしいので、この数日間の間に修正予定。
さて本編に戻って
サフ一回目の修正中。
あんなにきれいにした(つもり)のに・・・。ヒケやら気泡やらで、ほぼ丸裸です。
アルスキュルのランダムバインダー ヒケ処理の途中。
このパーツなんて、一枚あたりの塗装に5分、修正に1時間以上も掛かるのです。
サフの表面処理を終えたバインダー。 プラサフ地ですが、ツヤツヤです(笑)
ここから2回目のサフ吹きに突入します。