銀鏡シルバー塗装の続きです。
前回、下地プライマーを簡易焼付け塗装風味にしてから3日放置したので、
件の「シルバー主剤+シンナー30%希釈」を塗装してみました。
各パーツごとに、近吹きしてみたりエア圧を変えてみたりしてみましたが
吹き方では最終的な光輝具合には大きな違いがありませんでした。
この時点では、下地を十分に作り上げてから塗装したアルクラッドやスパッツスティックスと
正直なところ大差ありません。
塗装直後に触れてみると、指の僅かな皮脂で指紋がついたり傷がつくところも同じです。
ただ、その状態にドライヤーの熱風を当て表面温度が約80℃程度になるような処理をしてやると
皮脂による塗膜の剥がれもなく、マスキングテープでも捲れない(メッキ系塗料としては)
とても強靭な塗膜に変化します。
それなりにキレイに下地を作った部分は、本当にメッキコートしたように仕上がります。
(持ち手側には、わざとコンパウンド吹き残しを置いてあります。メッチャ弾きました(笑) )
下地に残ったコンパウンドの僅かな傷も正直に再現してくれました(笑)
ここら辺りの塗装の難しさも、アルクラッドなどと同等でホコリ一つで全てパーになります(笑)
試しに
手近にあったラッカー系クリヤーイエローを塗装してみました。
模型用銀鏡メッキ塗料との最大の違い、塗装した後で 上に問題なくラッカー系塗料が吹ける。
これはビックリ!謳い文句どおりです。
なのですが・・・
定着液?でしょうか、ハッキリとしたムラが生じました。
このパーツは、『表面にドライヤーを当ててメッキ塗装の表面を落ち着けただけ』の
テストピースなので本来のシルバー主剤を塗装後に行う指示がある80℃30分の焼き付け処理を
していない状態でのラッカー系塗装を行ったものです。
シルバー主剤のシンナー分が未だ抜けきっていない状態で塗装したからだと思われます。
2~3日程度置いて(シンナー分が)抜けきったと思われる状態にして別のパーツを塗装してみます。
でも、この状態を塗装で再現できるのはとても素晴らしい。 と、素直に思った。
但し、コスパは最悪ですけどね・・・。
それより・・・
危うく火事になるところでした Orz….
シルバー主剤を塗装したものを前回紹介したBOXに入れてヒートガンで強制乾燥中のことです。
すんごい嫌な匂いがしていたのですが最低一時間は強制乾燥させる!と決めていたので、
ニオイのもとを放置していました。BOXを開けてびっくりしました。
ボックスの床が溶けて、作業部屋のカーペットと一体化して熱溶解していました。
たぶん、もう少しでモウモウと煙が出てきていたのでは?と思うほどカーペットとBOXが溶け、
カーペット下地が、火事のときに有りがちな きな臭い焦げたような匂いを発していました(汗;
穴を開けてヒートガンのヘッドを差し込んでいた部分が、熱により溶解しヒートガンの吹き出し方向が下を向いてしまったためにBOXの床を溶かしカーペットを溶かしたと推測しています。
私(に限らずモデラー)の作業部屋は、有機溶剤やらプラスチック樹脂素材など
燃え始めたら盛大に延焼するような火薬庫的な部屋が殆ど だと思うので、
こういったトラブルは絶対に避けたいですね。
なにか対策を考えねば・・・。