今日はWD番外編です。
IMS L.E.D.先行販売版でも使える
メタルパーツの実剣磨き仕上げの方法です。
まずメタルパーツの実剣ですが
下がボークス IMS L.E.D.先行販売限定キット同梱のもの
です。
IMS L.E.D.のものは「反り」がほとんど入って居らず
どちらかというと直刀に近いです。
反りを入れたかったので、湯煎したりドライヤーを使ったりして
温めてから少しずつ指の腹を使って曲げていきます。
キットパーツをそのまま曲げようとすると、歪みが生じたり
最悪の場合は折れてしまいますので温めます。
とりあえず表面を400番~600番のペーパーで磨き続けます。
バリやエッジ、表面の酸化皮膜が無くなってきれいな金属光沢が出てきます。
コレは、製作工程上でやむを得ないものです。
窠を埋めるために半田付けを開始します。
半田とフラックス、半田コテは20wくらいが使いやすいと思います。
数字が大きい方がいいだろうと100wなんて使ったらパーツ即死します(笑)
80wや100wのコテはコテ先の熱量が高いので、
メタルパーツそのものが溶けてしまいます。
こんな風にフラックスをつけたパーツに半田をイモ付けして盛っていきます。
半田にフラックスが封入されているものを使えば別途フラックスを用意しなくても可。
通常の電子部品接着ではNG扱いのイモ付けなので、
半田付けの上手い下手は関係ないと思います。
ただ、コテを充てる時間が長いとメタルパーツが溶けますので
作業は一回毎に短時間で手早く済ませます。
盛りつけた半田をメタルパーツの形状に合わせて削っていきます。
偉そうな事を書いていても・・・
失敗するんです・・・。
表は盛っているんですが、裏側でパーツが溶けてましたorz
何度でも修正できます。
表面をバフレックスまで使ってきれいに削り終えたら、コンパウンドで磨きます。
せっかくのメタルパーツですから、塗装より磨き仕上げにしたいですよね。
納期遅れてるんで、せめてもの償いに喜んでもらおうと
細くて薄いWSCキットの実剣で頑張ってみました。