前回、再塗装した
肩重装甲の「赤丸」
この季節、気温が低いので表面上の乾燥は割と速いのですが
中までしっかり触媒が揮発しているか心配でしたので
2日ほど時間を取ることで、安心して表面の磨き作業を行う事が出来ました。
上半身もほぼ完成し、残る作業は ベイル・実剣三本・手首になります。
指の造形の「ヌキ」が甘い部分のみナイフを入れて処理しています。
ただ
右の持ち手のみ
実剣を「握る」と言うアクションに対し、キットをそのまま組むと
人差し指と親指の隙間が狭いので柄が手の平に入らない
手の平に実剣が収まるように組み立てると外れやすくて造形もイマイチ
なので外れにくいように真鍮線でガイドをつけ
パテで指の造形を少しだけ変えました。
このとき「外す・差し込む」という行動に人差し指の強度が不足するので
隙間をパテ埋め。リアルな造形ではなくなりますが
このキットの嫁ぎ先でユーザーさんに迷惑をかけないようにとの配慮です。
ベイル裏のマウントは、いくつかの位置を試した上で
ここに配置。
わざと ほんの少し下目に着けています。
脇差しをマウントするとほんの少しだけ脇差しが ”たわみ”ます。
この脇差しのたわみがテンションになってベイルと脇差し双方を固定し
Knight-Flagsをはじめとした有名な
バッシュ・ザ・ブラックナイト重装甲 魔導大戦版のお披露目挿し絵の
写真のポーズが問題なく取れるようになります。
このマウントの取り付けが緩い(実剣に対して甘い)と、
剣が下まで落ちたり、マウントに剣を差し込んでもグラグラして不安定
と言ったことになります。
すこし話は逸れますがこのポーズの「左右の剣」
ボークスはSAVのバッシュで、左右とも太刀としてキット化しました。
脇差しはSAVキットの中に無かったと記憶しています。
対してWSCは右に太刀、左に脇差し でキット化しました。
WF会場で質問した際、キット化した生嶋氏いわく
「だって、ベイルから刀身が地面側に出てないでしょ?
画稿から判断するに、きっと短いんですよ、脇差しなんです。」
と画稿一枚から判断。
結果、作者の「生嶋氏が正解」の一声で
右に太刀、左に脇差し、そしてボークスもIMSで脇差しをキットに追加となりました。