MG デープストライカー2つ、MG Ex-S1つ、3ヶ月少々の製作期間でした。
MG MSA-0011 [Bst] PLAN-303E DEEP STRIKER 完成です。
通常の広角レンズで収まらなかったので(笑)、星の撮影時に使うつもりで購入していた
ワイドコンバージョンレンズを前面に装着して撮影してみた。
以前、製作したヤクトミラージュ並みに『押入れ撮影ブース』を圧迫する存在感がすごい。
PLAN-303Eは2機体ありますが、腰から前に大きく伸びる「Iフィールド展開装置」前方の
アンテナ基部が、赤いのが販売用製作品。スタンダードな白がご依頼品です。
後部プロペラントタンクの自作デカールも少し貼り場所が異なっています。
それ以外は、ほぼ同一仕様で作ってありますので今回はEx-Sも含めて一気に行きます。
まずは武装です。
キット標準でビームスマートガンが付属しますが、個人的に待望していた連射式スマートガンは
キット同梱を見送られたため、やむを得ず自作しました。
そのうえでご依頼主様から「Bst版と同じ長さなんですねぇ・・・短くないっすか?」みたいな
お言葉を頂いたので(笑)ご依頼品付属用連射式スマートガンは少し延長しています。
ビームスマートガンがキットだけでは足らなかったので、1つは ご依頼主様から強奪。
それでもレドームが足らず、昨年の『例のEx-S製作時』の余り部品を活用しました。
あとは、MG Ex-Sに付属する3人乗りコアファイター
バンダイさんのMGシリーズ200体目にして最大のMG。
まさか本気で販売するとは思っていませんでした(笑)
菊池さん、岸山さん、狩野さんを始め、バンダイプラモデル事業部の皆さん、
本当にありがとうございました。
肩ジャケットの可動で避けて通れなかった小箱の可動も出来ます。
但し、可動範囲は広くなく壊れ易いです。(多分、メーカーとしてもネックだったんでしょう)
肩基部のシリンダー意匠は、大日本絵画 刊 ガンダムセンチネル表紙の胸像から拝借。
ただ、なぜこの位置に この向きで、この角度でシリンダーが取り付いているのか
浅学非才な私には理解できず、組み込まれただけで可動しそうに無いのがちょっと残念。
胸部の黄色いダクトは前回Ex-S同様、少し胸部パーツと重なっているように調整。
右腕は、前回のEx-Sで培った『下腕のスライドギミック』を搭載しました。
これのお陰で連射式スマートガンを構えるのも楽チンです。
今回の工作は、やっぱり発光状態の再現だと自分では思ってるんです。
ただ、収納のこととかEx-S Ver1.5 のコトとか考慮して頭部や大砲に発光ギミックを
仕込まなかったのが少し心残りです。
大砲の取り外しをオミット(インストどおりに作るだけw)して頭部を外せないように
作ればよかったのかなぁ・・・と、ちょっと後悔しています(←遅いわ
LEDを増やせば、それだけ容量の大きな電源が必要になるから そこもネックでした。
完全照明なしで、3秒間露光撮影。
ご依頼品ではない製作分も、Iフィールド展開装置のLEDを追加しています。
おまけのつもりで製作したEx-Sガンダム
腰のビームガンや背面大型タンクなど合わせ目はほぼ消しています。
下腕スライドギミックを左右の腕に搭載しました。
ただ、上腕の可動範囲はキットノーマルです。
デプスから肩ジャケットパーツを差し替えた時、前回と ほぼ同等の可動範囲を確保します。
作っていて痛感したコト
『あぁ、ディープストライカーよりEx-Sのほうが難しいわ・・・』
デプスには目立つパーツの『合わせ目消し』が(プロペラントタンクなどにはありますが)
極端に多くないように、最新の技術で新規追加パーツが作られていますが
Ex-Sガンダムは15年以上前のMGらしい作りで本体各部に合わせ目消しが存在します。
塗料と相性が良くないABS樹脂の多用もEx-Sの変形を考慮してのことです。
製作時に、気を付ける作業が半端なく増えるのはEx-Sの方でした(笑)
それでも・・・完成させたら格好いいMG Ex-S、個人的には大好きです。
キットの一体成型がイヤで作り込んだ部分ですが、苦労しただけあって
個々の部品らしさ、生じる空間が個人的に満足です。
多分、言わなければ気付かれない・・・そんな部分です(笑)
ご依頼品の手パーツは『関節技』です。
但し、前回製作時にシンナー分で破損連発という酷い目に遭ったので塗装は極力していません。
これにて、MG PLAN-303E DEEP STRIKER 終幕です。
総括
15年以上の時を経て、MG Ex-SがVer.アップして発売された!と考えれば
とても納得のいくPLAN-303Eの価格です。
それでも、諭吉さん約二人が羽を生やして飛んでいく高額キットで
完成にたどり着けない人がどれだけ居るか・・・オラ、ワクワクすっぞ(笑)
冗談はさておき、作るほどにバンダイ開発陣のセンチネル愛(偏執?)を感じる
MG MSA-0011シリーズです。
個人的には、あのEx-Sカトキリファインイラスト版で終わったと思っていた
MSA-0011を、こんな形でリベンジすることになるとは思っていませんでした。
発売されただけで嬉しい。
本当、バンダイさんって変態が多い(笑)
キットは誰もが手を出せる難易度のものではないかもしれませんが
MGシリーズの中でも「大きな足跡」を残すことは間違いないと思います。
デプスが模型で手に入る・・・なんて幸せな時代でしょう。
総括ですが、文句なんて言えるわけもなく
只々、バンダイ開発陣の尽力と 販売のゴーサインを出した上層部の
度量と懐の深さに心からお礼申し上げます。
肩ジャケットや下腕スライドギミックが搭載されなかった不満?
挑戦しろというバンダイのメッセージですよ(笑)